景福宮は1395年(太祖4年)に創建され、国の史跡第117号指定を受けた古宮です。
高麗の首都開京(ケギョン・現在の北朝鮮の開城(ケソン)から、
首都を漢陽(ハニャン・現在のソウル)に移す過程で造られた宮殿で、
李氏朝鮮の中心となった正宮です。
1592年(宣祖25年)、豊臣秀吉の文禄・慶長の役によって全焼してしまったそうで、
それ以降王宮としても不吉だという理由で273年間再建されなかったそうです。
日韓併合時においては、景福宮内にあった約200の建物がほとんどが壊され、
朝鮮総督府庁舎を建てることによって、景観が壊されてしまったそうです。
現在、復元事業の最中で2025年に終える予定とのこと。
光化門(クァンファムン)と興礼門(フンレムン)の間の広場では、
毎年3月頃から11月頃まで「李朝宮城門の開閉および守門将交代式」が行われています。
儀式の時間は決まっていて、その時間になるまでずっと立ったままです。